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APC施術所

マヒ疾患の治療

 マヒ疾患の治療は医療マッサージで行います。
 医療マッサージは脳血管障害等の後遺症である片麻痺などの筋マヒ及び関節拘縮の治療です。筋マヒはマヒによる運動障害の改善、関節拘縮はウェルニッケ・マン型拘縮等のマヒに伴う関節拘縮の予防や改善治療です。
 マヒの治療については特に病名によることなくマッサージによる改善が見込める症状の治療を主治医の指示であん摩マッサージ指圧師が行うものです。
 筋肉は身体の運動を行う機関ですが、自分の意思で動かすことが出来なくなった状態の運動機能障害をマッサージ等の治療で改善しようというものです。
 筋マヒによる運動機能障害は運動神経の麻痺によります。運動神経の麻痺は脳の中枢の障害か脊髄やそこから先の末梢神経の障害かによります。主治医は診断によりそれらの障害の改善と機能改善の治療とを行うわけです。
 障害の改善は手術や薬物療法で、これらは医師の仕事です。機能改善は理学療法で、暖めたり冷やしたり、低周波通電したり、手掌による他動運動や歩行訓練のような自動運動療法です。
 マッサージは手掌による他動運動療法です。
 機能改善療法には三つの療法があります。温泉や電気などを使う理学療法、マッサージなどの他動運動療法、リハビリテーション訓練等の自動運動療法です。これらの治療法の選択は主治医が行い、治療はスケジュールに基づいて専門の施術者が行うものです。
 この場合のマッサージは医療マッサージといいますが、医療マッサージはマヒ筋の血行改善と随伴する拘縮の予防と改善が目的です。
 運動能力の改善は自動運動ですから、訓練を主としたリハビリテーションです。
 手術など医師の治療が終わったらなるべく早くリハビリテーション治療に入る。同時にマッサージ療法などの併療を行う。これらの治療は治療と休息を交互に行うと安全と効果がより高まります。
 在宅での治療ではマッサージとリハビリを併用するようにすればより効果的です。マッサージは医療保険、リハは介護保険です。いずれも主治医の指示で行われていますから、マヒ後遺症改善の希望の星です。
 APCのマヒ疾患に対する医療マッサージはこうした形で行われています。
 マッサージの治療効果は体力の限界を超えてはなりません。マヒ疾患に対する治療は在宅療養患者さまがほとんどですから、体力的には非常に小さい。従って一回の施術時間は15分が限度です。術後安静も必ず15分守っていただいています。
 治療の回数ですが、これは初期の間はほぼ毎日です。病院の中のリハと同じで、効果を高めるためには頻回のほうがいい。週1,2回ではほしんど効果は現れません。
 マヒ疾患の医療マッサージは慰安施療ではありません。医療としての施術は、いわばお薬と同じで必要なとき必要な量を必要な回数だけ治療しなければなりません。
 また、治療にはコントロール治療もあります。治療の効果はあるが継続がない。血圧や糖尿の薬と同じで、そのお薬で病気が治るわけではないが、そのお薬を飲んでいないといけない、というものです。治療にもそれがあります。治療を継続していることで、常態が保てる。鎮痛治療にもマヒ疾患の治療にもそれがあります。何年にもわたって治療を続けている場合は、ほとんどコントロール治療です。治療を停止すると体調を崩し負担が増大します。逆に入院を繰り返していた人の入院がなくなったという場合が多いのです。
 マッサージの治療は運動機能の改善療法です。
 保険者による施術回数制限は治療内容によっては逆効果になります。慰安施療は保険対象外ですから、こうした施療は禁止し、正しい治療の回数を制限すべきではありません。
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